代表挨拶
Greeting
私は長年、オートファジーという生命現象の研究に携わってきました。
この研究分野は、細胞の恒常性維持や健康、さらには疾患理解の根幹に関わる、極めて重要な基礎科学です。
近年、オートファジー研究に対する関心は国内外で急速に高まり、基礎科学が持つ本質的な価値に、あらためて光が当たりつつあります。研究者として、この流れを心強く感じると同時に、大きな責任も感じています。
一方で、日本の基礎科学研究を取り巻く環境は、決して楽観できる状況にはありません。
研究現場では、人材、資金、時間のいずれにおいても余裕が失われつつあり、このままでは日本の研究力が中長期的に低下していくことが懸念されています。
私はこれまでも、基礎科学こそが将来の医療や産業、社会の発展を支える土台であることを訴えてきました。
そして今、オートファジー研究を起点として、研究者が腰を据えて挑戦できる持続可能な研究基盤を築くことが必要だと強く感じています。
国際オートファジー研究機構は、現場の研究者の視点を尊重しながら、企業や社会との新しい連携のあり方を模索し、基礎科学を未来へつなぐための取り組みを進めていきます。
この志を、ぜひ多くの方々と共有し、ともに支えていただければ幸いです。
代表 吉森 保
YOSHIMORI TAMOTSU

オートファジーは
素晴らしい。
代表 吉森 保(よしもり たもつ)
YOSHIMORI TAMOTSU
系歴
Career
| 1981年 | 大阪大学理学部生物学科 卒業 |
| 1989年 | 大阪大学大学院医学研究科 博士号 |
| 1986-1996年 | 関西医科大学 生理学第1講座 助手 |
| 1993-1995年 | European Molecular Biology Laboratory(独) 博士研究員 |
| 1996-2002年 | 岡崎国立共同研究機構 基礎生物学研究所 助教授 |
| 2002-2006年 | 国立遺伝学研究所 細胞遺伝研究部門 教授 |
| 2006-2010年 | 大阪大学微生物研究所 環境応答研究部門 教授 |
| 2010-2024年 | 大阪大学大学院生命機能研究科・医学系研究科 教授 |
| 2017年 | 大阪大学 栄誉教授 |
| 2018-2022年 | 大阪大学大学院生命機能研究科 研究科長 |
| 2019年 | 紫綬褒章受章 |
| 2021-2024年 | 一般社団法人 日本オートファジーコンソーシアム 代表理事 |
| 2023年 | 第75回日本細胞生物学会大会 大会長 |
| 2024年- | 大阪大学 名誉教授 |
| 2024-2025年 | 大阪大学大学院 医学系研究科 特任教授 |
| 2025年- | 大阪大学大学院 医学系研究科 Beyond Cell Reborn学 寄附講座教授 |
| 所属学会 | 日本分子生物学会、日本生化学会、日本細胞生物学会 |
